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神山バレーサテライトオフィスコンプレックス

バスアーキテクツで設計を行なった、神山バレーサテライトオフィスコンプレックスの開所式が1月23日にありました。サテライトオフィスを構えるIT企業や地域の方、マスコミが多数参加して下さいました。今後どういったかたちで使われていくのか、とても楽しみです。

+++



2010年に閉鎖された縫製工場を改修した、IT企業の集積施設。「創造的過疎」による地域づくりを行う徳島県神山町のNPO法人グリーンバレーとバスアーキテクツが2010年から共同で行っている、空家再生プロジェクト「空家町屋」の取り組みのひとつである。一部をガラスパーティションで区画してオフィスやラウンジとし、残りの工場の大空間を多目的に使えるスペースとして更なる改修の余地を残すことで、「成長するオフィス」を設計した。

神山バレーサテライトオフィスコンプレックスは、積極的に「あるものを活かす」ことで空間が作られている。ラウンジの家具は、東京や大阪から訪れた大学生・大学院生とともに、神山町で使われなくなった古い和家具を集め、オフィスファニチャーに再生する「空家町屋2012」ワークショップにおいて製作を行なった。オフィスや多目的スペース、会議室で使われている全長9m及び3.6mの大きなデスクは、縫製工場時代に使われていた布を保管する棚を解体し、再構成して製作した。大きなアルミの引き戸は、間仕切壁をガラスパーティションに変更する際、もともとあった場所に再度取付け直している。そこにあるものをリユースすることで、神山町、そして縫製工場であったこの場所の過去と未来を繋ぐような空間を作ることが出来たと考えている。

都心部から相次いで神山町内にサテライトオフィスを構えているIT企業を中心として、映像、デザイン関連の企業、個人事業者、アーティストなどに利用される予定で、異なる業種・才能を持った企業や個人そして地域の住民が交流を行ない、メイドイン神山のビジネス・商品を生む拠点として利用されることを期待されている。









撮影:樋泉聡子(NPO法人グリーンバレー)

シャトー富士見台

東京都練馬区の木賃アパートのリノベーションを行ないました。
8月29日、9月3日、8日にオープンルームを行ないます、是非お越し下さい。
詳しくはR-STOREさんで紹介して下さっているます、こちらをご確認下さい。

+++



築28年の木造賃貸アパートのリノベーション。1戸あたりの面積が約12㎡と小さい、バブル期に多く建てられたロフト付きの狭小ワンルームアパートである。6戸すべての改修を行った。キッチンと居室の間の隔壁を取払い、高い天井とロフト空間を生かした立体的なワンルームに変更した。戸外にあった共用の洗濯機を廃し、各室内に小さな洗濯機を設置し、それに合わせてキッチンを造作している。

設計のための調査を行っている際に、それぞれ部屋の臭いが違うことに気がついた。住んでいた人の生活の仕方の違いにより、部屋に個性が与えられたようだった。今回のリノベーションでは、コストを抑えるため、仕上げを部屋ごとに変更せず共通にしている。フローリングと羽目板には無垢の杉材を用い、壁面には既存の壁紙のテクスチャーを生かした表情のある塗装を施した。汚れたらすぐに取り替えるのではなく、入退居の際に行なわれる補修を行なうことで、部屋の履歴を内包しながら、少しずつ個性を持っていく素材や仕上げとした。

写真はすべて102号室。









撮影:望月小夜加

MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2012 次代を担う若手作家作品展

MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2012 次代を担う若手作家作品展に出品します。



MITSUKOSHI×東京藝術大学
 夏の芸術祭2012 次代を担う若手作家作品展

大学院在学生以上で、40歳未満の東京藝術大学出身作家による選抜展です。日本画、油画などの平面作品から、彫刻、工芸などの立体作品まで各作家1点、現役教授陣が推薦した総勢約160名の作品を美術フロア全体で一堂に展覧いたします。

会期 2012年8月8日(水)〜14日(火)
   最終日は午後4時閉場
会場 日本橋三越本店6階美術フロア

開会記念シンポジウム


日時 8月8日(水)午後1時~2時まで
パネリスト 東京藝術大学美術学部 絵画科 佐藤一郎教授、同学部 デザイン科 中島千波教授、同学部 彫刻科 深井隆教授

美術部員による鑑賞ツアー


日時 8月11日(土)・12日(日)午後2時~

空家町屋2012ワークショップ 参加者募集

現在発売中の新建築7月号にこれまでの空家町屋プロジェクトの内容が掲載されています。ブルーベアオフィス神山を中心として、昨年度行った寄井商店街再生ワークショップや、現在計画中の神山バレーサテライトオフィスコンプレックスの改修工事の内容も紹介されています。バスアーキテクツの活動に興味を持って頂いている方は是非ご覧下さい。

今年も神山町に2週間程度滞在してワークショップに参加してくれる大学生・大学院生を募集しています。

+++



「空家町屋2012」ワークショップについて

バスアーキテクツは2010年からNPO法人グリーンバレーと共同し、毎年徳島県神山町で「空家町屋」というプロジェクトを行っています。最初の年は古い長屋の一戸をブルーベアオフィス神山というサテライトオフィスに改修しました。昨年は劇場寄井座の改修計画を中心とした、寄井商店街再生を考えるワークショップを行いました。現在、神山町では、新しい働き方を考える東京の企業が、相次いで神山にサテライトオフィスを構えるという現象がおきています。今年はそういった企業を受け入れるために、閉鎖された縫製工場を改修して、神山バレーサテライトオフィスコンプレックスという大規模なシェアオフィスにするプロジェクトを行っています。

「空家町屋2012」ワークショップでは、進行中の神山バレーサテライトオフィスコンプレックス改修工事をテーマとし、実際にオフィスで使用するための家具を製作します。神山町で使われなくなった家具を集めるところから始めて、それらをリノベーションし、オフィスに設置します。改修工事の空間設計にも関わる、新しい家具のリノベーション手法を、バスアーキテクツとワークショップ参加者で頭と体を動かしながら一緒に考えます。期間中は、積極的に地域の人や神山町を訪れる人と関わり、新しく出来る公共的な施設のあり方、使われ方を考えることも必要となります。家具というスケールを通して、まちづくりを体験することがこのワークショップのねらいです。

同時に昨年より継続している寄井座・寄井長屋の改修のための調査も引き続き行う予定です。

主催 NPO法人グリーンバレー、バスアーキテクツ
期間 8月21日(火)~9月1日(土)
募集人数 12名程度(多くの人に参加してもらいたいと思っていますが、定員を越えた場合は選考とさせて頂きます。)
費用 無料・宿泊込み(神山町までの交通費、滞在中の食費、ボランティア保険費用は自己負担でお願いします。)

申込方法

参加希望の方は下記項目を記載して、7月27日(金)までに下記アドレス宛にメールで連絡して下さい。
全日程参加出来る人に限ります。
busarchitects@gmail.com

メール記載事項
1. 氏名
2. 所属
3. 携帯番号
4. PCメールアドレス
5. 携帯電話メールアドレス
6. 神山に対する思い、ワークショップ中にやってみたいこと

NPO法人グリーンバレーについて

グリーンバレーの活動に関しては、イン神山のサイトをご覧下さい。

バスアーキテクツのメンバー

坂東幸輔
1979年 徳島県生まれ
2002年 東京芸術大学美術学部建築科卒業
2002-04年 スキーマ建築計画
2008年 ハーバード大学大学院デザインスクール修了
2009年 ティーハウス建築設計事務所
2010年 坂東幸輔建築設計事務所設立
2010年- 東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手
現在、バスアーキテクツ主宰

須磨一清
1976年 東京生まれ
1999年 慶應義塾大学環境情報学部卒業
2003年 コロンビア大学建築修士科修了
2004-06年 Rockwell Group
2006-10年 Voorsanger Architects
2011年 須磨設計設立

伊藤暁
1976年 東京都生まれ
2002年 横浜国立大学大学院修了(工学修士)
2002-06年 aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所
2006年 伊藤暁建築設計事務所設立
現在、首都大学東京、東洋大学非常勤講師

柏原寛
1976年 東京都生まれ
2002年 東京芸術大学美術学部建築科卒業
2004年 東京芸術大学美術研究科建築理論修了
2004年 曽根幸一+環境設計研究所
2004~07年 isplanning
2007~ ワコールアートセンター
2009~11年 東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手
2011年 small設立

東京藝術大学助手有志展

東京藝術大学助手有志展に出展します。



東京藝術大学助手有志展

東京藝術大学は教育機関でありながらも、教員・学生共に自ら制作を行い、様々な成果を世に生み出しています。
この度、東京・上野キャンパス内の美術館陳列館にて、助教、教育研究助手、非常勤講師ら有志による各専攻やジャンルを横断した展覧会を開催いたします。主に30代の若きアーティストである彼・彼女らの作品を学外へ発表する貴重な場となります。
油画、版画、壁画、油画技法・材料、日本画、彫刻、鍛金、工芸基礎、染織、木工芸、ガラス造形、美術教育、木材造形工房、デザイン、建築、先端芸術表現、写真センター、音楽環境創造、映画、アニメーションという多彩な所属から計40名が出品し、未発表作品を展示いたします。

会期 2012年6月8日(金)- 6月17日(日)
会期中無休
午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場 東京藝術大学大学美術館 陳列館1階・2階
観覧料 無料
主催 東京藝術大学助手有志展企画グループ
助成 藝大フレンズ賛助金助成事業

出品作家(40名)
池田 嘉人、磯﨑 えり奈、榎本 夏帆、正親 里紗、大竹 寛子、面高 さやか、海藤 博、貝山 伊文紀、上條 慎太郎、衣笠 木乃美、木下 拓也、木下 哲人、黒澤 潔、小牟田 悠介、柴田 悠基、下村 千成、白木 麻子、鈴村 敦夫、永井 文仁、中内 安紀徳、西尾 千尋、西原 尚、西村 雄輔、野口 一將、橋本 圭央、羽藤 広輔、坂東 幸輔、福井 裕司、藤原 洋人、正木 浩司、増井 岳人、松下 徹、松田 健嗣、宮寺 雷太、村上 友重、本瀬 あゆみ、守屋 康平、安田 暁、山田 菜々子、柚木 恵介
広報デザイン 庄司 さやか
会場構成 森 純平

<関連企画>

オープニングパーティー
開催日 2012年6月8日(金)
時間 午後6時00分 -
会場 大浦食堂
参加費 無料

ブルーベアオフィス神山

「空家町屋2011」ワークショップ、後半戦に入りました。東京藝術大学、昭和女子大学、東京工業大学、東京都市大学、東洋大学、立命館大学、徳島大学、琉球大学から20名超の大学生・大学院生が参加して、毎日賑やかに神山町寄井商店街の未来について議論が行われています。ワークショップについて詳しくは後日ブログ上で紹介させて頂きますが、14日に行われた中間発表会の様子がイン神山のサイトにアップされています。イン神山「空家町屋2011・中間発表会」はこちら

8月20日(土)13時30分から神山町の農村環境改善センターにて今回のワークショップの発表会を行います。参加自由ですので、興味のある方は是非ご参加下さい。

前置きが長くなりましたが、昨年の空家町屋2010で行った改修工事でブルーベアオフィス神山として生まれ変わった河野宅の竣工写真をご覧下さい。

+++



ブルーベアオフィス神山は東京にオフィスを持つlooptoのトム・ヴィンセントさんが運営する、クリエイターの短期滞在施設です。プログラムについて詳しくはlooptoサイト内のブルーベアオフィス神山をご覧下さい。

長屋の一戸を改装したブルーベアオフィス神山のファサードは商店街の町並みと連続するようにデザインしました。廃校となった木造の小学校の建具を再利用しつつ、全体に格子を取り付け新しく入る建具と馴染むようにしました。

メインエントランスは写真右側の引き戸となります。左側の大きな三枚引き戸は商店街から裏にある山の風景が見えるように、透明性の高いデザインになりました。



三枚引き戸から内部に入り、裏側を見ている写真です。向こう側に山が見えます。裏庭は今回の改修工事では手をつけませんでした。ランドスケープデザイナーや造園家の方がブルーベアオフィス神山に滞在されることを期待して、今後の改修の余地を残しています。

改装前に傾いていた柱もそのままになっています。1階は多目的なオフィスやアトリエ・ギャラリーとして使われるため、床はコンクリートの土間になっています。床がフラットになったせいでより柱の傾きが目立つようになりました。



2階は居住スペースとなっています。既存の2階の床半分を吹き抜けとし、残りはロフトとなりベッドルームとなっています。階段はもともとあった階段を再利用しています。1階と2階のレベル差が変わったため、1階床のコンクリートが盛り上がって出来た様なデザインでそのレベル差を埋めました。収納はもともと河野宅にあったタンスや長持をそのまま使わせてもらいました。昔からあっただけあって、しっくり馴染みます。



吹き抜けを上から眺めている写真です。三枚引き戸を通して商店街からクリエーターが作品を作っている様子が見えるようになっています。また、クリエイターが神山を去る際に、神山に作品を残していくというのがトム・ヴィンセントさんが決めた滞在のルールなのですが、その作品を壁面に展示出来るようにしています。



階段の手前に足場板が見えますが、その下には芋穴があります。芋穴というのは、床下に掘られた穴にモミガラを入れてサツマイモを保存していた穴です。神山限定というわけではないと思いますが、古い家屋がたくさん残る神山では良くみかけます。

その芋穴を今回の改修工事で何かに使いたかったのですが、何も思いつかず・・・芋穴も今後滞在するであろう、クリエイターやアーティストに託されました。一応ワインセラーにする等の案は出たのですが、今もまだ手つかずで残っています。いいアイデアをお持ちの方は是非坂東までご一報下さい。


1ヶ月強の工事期間を経て、東京から参加して下さった学生やボランティアの皆さん、神山町の方々、大工さん達、NPO法人グリーンバレーの方達、ここには書ききれませんが、本当に色々な人の力を借りてブルーベアオフィス神山は完成しました。関わって下さった皆さん、どうもありがとうございました。

ブルーベアオフィス神山は神山の変化に合わせてこれからも姿を変えていくと思います。自分の手を離れてどのように使われていくのか楽しみですし、必要があればまた自分の手で追加工事をさせてもらいたいと思っています。神山町を訪れた方は是非ブルーベアオフィス神山を訪れてみて下さい。

河野宅改修工事 その5

今日から「空家町屋2011」ワークショップが始まります。今年はどんな夏になるのか、とても楽しみです。昨年神山で行った河野宅改修工事のレポートは今回で最後になります。

+++

8月も終盤になり、昭和女子大学からまたお手伝いがたくさん来てくれました。8月中旬から来て下さっていたのですが、徳島で活躍されている建築家の渡邊攝子さんも毎日忙しい仕事の合間を縫って色々とサポートして下さいました。なんと渡邊さんは私が通っていた高校の1学年上の先輩でした。



写真は外装に杉板を張っているところです。大工さんがあらかじめしゃくりを入れてくれた杉板を、一枚一枚長さを調整してから張っていきます。開口部に合わせて加工するのが難しそうでしたが、学生達の技術もだんだん熟練してきたようで、奇麗に張ることが出来ました。



2階部分の杉板を張っている間に、1階に防虫防腐のためにキシラデコールを塗りました。手前にいるのは、徳島市の大工さん。なんと、ボランティアで参加して下さっています。



2階のキシラデコール塗り。作業しているのは、先ほどの大工さんのいる誉建設の鎌田さん。鎌田さんのお父さんの実家が神山だったそうで、プロジェクトに興味を持って下さり、会社ぐるみで参加して下さいました。さすがプロの施工、美しい仕上がりになりました。



写真では分かりにくいですが、1階の土間コンクリートを打設しました。ファサードも1階は格子が取り付けられました。格子を塗装していないので、なんだか壁の裏側が見えているような不思議な外装になっています。ワイヤーフレームの世界のような。格子の色をどうするか悩みましたが、最終的にはグレーで塗りました。



内装の仕上がりです。漆喰塗りも素人だらけでやったのですが、左官屋さんにいろいろと教えてもらい、奇麗に仕上がったと思います。

この時点で8月31日、夏の終わりと同時に予定していた工事期間が終わりました。私も学生も学校が始まってしまうため東京に引き上げました。新しく作った大きな建具や2階の格子の取り付け、塗装などが終わっていませんが、週末を使って私と先ほどの渡邊さん、須磨さん、誉建設の方々、神山の方々の力を借りて9月中には完成させることが出来ました。

工事をやっている最中は、上手くいかない大工さんとのコミニケーション、デザイン上の葛藤、暑い中での作業、慣れない環境での共同生活など大変なことが多く、二度とこういうカタチでのセルフビルドはやるまいと懲りていたのですが、東京に帰ってくると、ぽっかりと胸に穴が開いたような気分になりました。工事の最中は大変でしたが、毎日全力を出し切れる楽しい日々だったのだと思います。今後も続けていこうと改めて思いました。

色々な方の力を借り、空家だった河野宅はブルーベアオフィスイン神山として生まれ変わりました。工事に関わって下さった皆様、本当にどうもありがとうございました、そしてお疲れさまでした。次回はブルーベアオフィスの竣工写真をお見せします。

河野宅改修工事 その4

「空家町屋2011」ワークショップに多数の参加申込を頂きどうもありがとうございました。ワークショップは来週より始まりますが、ブログでは昨年の空家町屋で行った空家の改修工事の続きをお伝えします。

+++



8月も後半になり、工事も大分進みました。8月当初の触れたら壊れるような様子から一変、かなり建物らしくなってきました。庇や開口部の下地も出来ています。柱や梁は大工さんに直してもらいましたが、壁はすべて自分たちで下地を組み、板をカットして調節し、貼っていきました。



今回グリーンバレーの方から今回の改修に対してあったリクエストに、廃校になった小学校で使われていたガラス戸を再利用して欲しいというものがありました。木製の立派な建具です。この小学校の建具は神山では結構な人気で、薪パンさんやいろいろな方が改修工事をする際に使っています。写真は建具の古い塗装をサンダーで削っているところです。



外装を実寸のモックアップを使って検討しました。河野宅の外装には小学校で使われていた建具、大きな開口部を作るために新しく作る建具そして杉板の外壁の3種類の要素がありました。

新旧の建具が入ることでちぐはぐな印象の外装になってしまわないよう、外装全体に格子をつけ、グリッドでデザインすることにしました。外壁の格子と建具の桟とが連続するようにし、新しく作る大きな建具もその格子と連続するようにしました。小学校が木造であった頃のイメージを継承しつつ、新しいデザインと馴染ませられるのではないかと考えました。

長屋の隣の住戸や、周りに多く残る古い木造の家屋によって作られる商店街の町並みを壊さないように、しかしそれと同時に表面的に周囲と似せるデザインにすることでフェイク感を出してしまわないように、ということに注意しました。



外装の検討をしている横で、河野宅の内部では漆喰の仕上げ工事が進んでいました。この日は我々や地元の方、たまたま神山遊びに来たという方を含めて、なんと15名もの人が小さな長屋の一角で作業をしていました。直したばかりなのに、床が抜けるのではと心配しました。



河野宅には元々建物の裏側に増築して作られた炊事場やお風呂があったのですが、解体の際に壊してしまったので、新しくキッチンとユニットバスを入れる部分を作りました。写真は大工さんがその土台を作っているところです。

改修工事の様子も次回で終わりです。もうしばらくおつき合い下さい。

河野宅改修工事 その3

再び昨年の「空家町屋2010」で行った河野宅改修工事の続きです。

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解体作業と平行して、構造部材の改修作業が続きます。写真手前の梁は新しい材を取り付けていますが、奥の梁はシロアリにやられてしまい、ぼろぼろになってしまっています。よくこの状態で2階を支えていたものだと前を通る人に驚かれました。



シロアリにやられた梁を大工さんに入れ替えてもらい、構造もかなりしっかりしてきました。河野宅は坂の下にあるのですが、解体をしたばかりの頃は坂から下ってきて曲がり損ねた車に当てられでもしたら全体が崩れてしまうのではと毎日ヒヤヒヤしていたのですが、構造を頑丈にしてもらったおかげで安心して作業出来るようになりました。



古い部材の解体や柱と梁の改修も終わり、本格的に内装工事が始まった頃、東京からだけでなくいろいろなところから助っ人が来てくれるようになりました。写真は昭和女子大や首都大学東京、多摩美術大学の大学生や卒業生達。一番右側にいるのは会社に勤める傍ら、鳥人間コンテストにも出場している玉田俊一郎さん。鳥人間コンテストに出場された後、神山に来て下さいました。

最初は男所帯で作業しており、この頃には疲れがたまって作業効率も落ちていたのですが、女の子がたくさん来てくれたので男子のモチベーションが一気に上がりました。ちょうどお盆の時期を挟んでいたため、阿波踊りに行ったり、大工さん達が運営している地元のお祭りに参加させてもらえたりと、学生達も夏を満喫していたようです。



構造補強のために取り付けた合板の仕上げとして漆喰を塗り始めました。最初は合板の目地や木の節の跡を消すために、パテを盛るような感じで漆喰を塗っていきました。最初は力仕事ばかりでしたが、今度は丁寧な仕事が必要になってくるので女の子達が大活躍しました。



長屋の隣との隔壁にもボードを張ってもらい漆喰を塗っていきます。イギリスから神山に移住してきたアーティストのルーさんも漆喰塗りを手伝ってくれています。背が大きいので高いところも脚立を使わずに塗ってくれて大助かりでした。卒業制作があるにも関わらず芸大建築科4年生の学生も来てくれてどんどん大所帯になっていきました。

ロフトの床も出来て、かなり建物らしくなってきました。最初は終わるかどうかばかり心配していましたが、たくさんの人の力を借りることで、どんどん工事が進んでいきました。

工事もこれから後半戦になります。外装のデザインをどうするか、チーム内でもいろいろ揉めました。次回は外装のデザインについて書きたいと思います。

空家町屋2011ワークショップ 参加者募集

昨年の河野宅改修工事について書いている途中になってしまいましたが、今年は神山町でワークショップを行うことになりました。神山町に2週間滞在して、我々と一緒に神山町の未来を考えてくれる大学生・大学院生や若手建築家、アーティストを募集しています。

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「空家町屋2011」ワークショップについて

徳島県神山町で「ワークインレジデンスを活用した創造的移住推進事業」、通称「空家町屋」が昨年よりNPO法人グリーンバレーとバスアーキテクツの協同で始まりました。最初の年は河野宅という長屋の一戸をブルーベアオフィスイン神山というクリエイターのための短期滞在型のレンタルオフィスに改修しました。

今年は商店街にある劇場寄井座とそのアプローチにもなっている寄井長屋の改修案を中心に、新しい価値をもった山間部の商店街のあり方を考えるワークショップを行います。期間中は、町の人へのヒアリング、商店街のリサーチ、寄井座の実測を行い、最終的に具体的な改修案と商店街の未来像の提案を町の人に発表してもらいます。町の人の声を聞きながら、寄井商店街に本当に求められているもの、必要とされているものを見つけ出そうというのがこのワークショップのねらいです。

来年以降の「空家町屋」では、今回のワークショプでの提案や発表会での意見をもとに実際に設計を行い、寄井座・寄井長屋の改修工事を行う予定です。

主催 NPO法人グリーンバレー、バスアーキテクツ
期間 8月8日(月)~8月21日(日)
費用 無料・宿泊込み(神山町までの交通費、滞在中の食費、ボランティア保険費用は自費でお願いします)


申込方法

参加希望の方は下記項目を記載して、7/27までに坂東までメールで連絡して下さい。basarchitects@gmail.com

メール記載事項
1. 氏名
2. 所属
3. 連絡先
4. PCメールアドレス
5. 携帯電話メールアドレス


NPO法人グリーンバレーについて

グリーンバレーの活動に関しては、イン神山のサイトをご覧下さい。


バスアーキテクツのメンバー

坂東幸輔
1979年 徳島県生まれ
2002年 東京芸術大学美術学部建築科卒業
2002-04年 スキーマ建築計画勤務
2008年 ハーバード大学大学院デザインスクール修了
2009年 ティーハウス建築設計事務所勤務
2010年 坂東幸輔建築設計事務所設立、東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手 (ヨコミゾ研究室)

須磨一清
1976年 東京生まれ
1999年 慶應義塾大学環境情報学部卒業
2003年 コロンビア大学建築修士科卒業
2004-06年 Rockwell Group 勤務
2006-10年 Voorsanger Architects勤務
2011年 須磨設計設立

伊藤暁
1976年 東京都生まれ
2002年 横浜国立大学大学院修了(工学修士)
2002-06年 aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所勤務
2006年 伊藤暁建築設計事務所設立
首都大学東京、東洋大学非常勤講師

柏原寛
1976年 東京都生まれ
2002年 東京芸術大学美術学部建築科卒業
2004年 東京芸術大学美術研究科建築理論終了
2004年 曽根幸一+環境設計研究所勤務
2004年 有限会社isplanning勤務
2007年 株式会社ワコールアートセンター勤務
2009年 東京藝術大学美術学部建築科教育研究助手 (光井研究室)

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