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0003 街の記憶は人の記憶 20110214
分かち難い場所には、
必ず人の存在があります。
ビルが解体されて
更地になったとき、
そこが以前なんであったか、
思い出せない、というのは、
誰にもよくあることでしょう。
けれども、
個人的に思い入れや記憶がある場合は、
強い喪失感を伴って、
あるいは、時間を一気に遡って、
自分と場所(建物)を結びつけられます。
人との記憶は、ほんとうに強烈です。
建物にはそれほどの力はありません。
ただ、
人をたくさん惹きつける、
そこに人が集まりたくなる建物、
というのがあり、
そこでたくさんの時間が
積み重ねられていった結果、
建物は街の風景となり、
人びとに愛され、残っていく。
人びとの暮らしの、
背景であり、舞台としての建物。
街は、人と社会を如実に映しています。
ふと、通りがかった街の景色から、
ぼんやり思い浮かんだことでした。

画像はただイメージなのですが、
もうすぐ開業する博多駅前にある、
西日本シティ銀行(設計:磯崎新氏)です。
こんなアングルで拝見するの、
初めてだったもので。
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