第弐東亜重工

Y-PAC主宰、コイズミヨウイチのAARブログ

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Walkabout with Cameron Sinclair

Architecture For Humanityという活動を知っていますか?



僕もまだ余り理解しているとは言えないのですが、世界中の貧困地域や災害でダメージを受けた地域で、建築家と建築によってなにができるかという事を考え、行動するNPO団体です。
そういった地域や都市で住宅を作ったり学校を作ったりしています。



そのAFHの代表キャメロン・シンクレア氏が先週末来日しており、KDa主催でおなじみのぺちゃくちゃないとに出演されたので、見に行きました。
クラインダイサムの二人とキャメロン氏(中)

キャメロン氏はAFHの活動を動画も交えたkeynoteで(iPadを使って!)プレゼンしてくれました。
ここでstudio-Lの山崎亮さんや、大学を休学してAFH京都チャプターの設立に奔走する超絶フットワークの建築女子学生Konchamに会ったりしました。

翌朝、キャメロン氏を交えて東京散歩クラブという団体?の方々が明治神宮を散歩するとのことだったので(前夜終電なくなり六本木からかえれなくなったしw)、飛び入りで参加させてもらいました。

今回の来日、空港からNHKの撮影スタッフにマンツーマンでマークされていたキャメロン氏ですが、境内はTVの撮影許可が無いために唯一撮影クルーから解放される場でもありました(笑)


みんなで記念撮影


山崎亮さんとキャメロンさん

キャメロン氏の活動は非常に意義深く、建築家の社会的職能を押し広げるものですが、それがただの慈善事業にならないのはAFHの戦略性(国ごとではなく「都市」ごとにしかチャプターを置かず正面から都市の問題に向き合うこと、動画やウェブサイトを効果的に使うことetc...)とデザイン/マネジメント性にあるのかなと思いました。
そしてなによりキャメロン氏のフレンドリーな人柄が多くの人を惹きつけるのだと思います。

キャメロン氏の名刺の肩書には「Chief Eternal Optimist」とあります。
災害や戦争や貧困で悲惨な状況にあっても、建築を通してポジティブな状況に世界を変えて行こうとする氏の姿勢にはとても勇気づけられるし、共感しました。
なかなか真似出来ないですけどね。

散歩に参加している方々も建築以外の分野で様々に活躍されている方ばかりで刺激的でした。

最後にキャメロン氏の著書を。
Design like you ;Give a damn. Architectural responses to humanitarian crises

都市模型の可能性

こんにちは。
AAR 5月号が更新されましたね。
今回はそのなかの矢部俊男さんのインタビュー「TOKYO MODEL」を読んで考えたことを書きたいと思います。

この記事で紹介されているのは森ビルが続けている1/1000の都市模型のプロジェクトですが、僕はちょうど一年程前に、この森ビルの模型をお手本にして母校横浜国立大学の常盤台キャンパス1/400模型を建築学科の学生でチームをつくり、製作したことがあります。

その時に森ビルの1/1000都市模型「横浜」を見学させて頂きましたが、ファサードの一枚一枚を人が手で(ビルの向かいの駐車場に登ったりして)写真を撮り、それを補正しスタイロフォームに貼付けたり、観覧車をプラ棒で再現したりという気の遠くなる作業・労力とその精度に圧倒されました。

当時は北仲BRICKに置いてありました(非公開)

僕たちが作ることになったのはたたみ三畳分の横浜国大のキャンパス模型で、大学のキャンパス計画のために全体が俯瞰でき、なおかつ議論の叩き台になるような1/400の模型でした。
約二ヶ月の時間と材料費約60万円、そして多くの学部生メンバーの献身の結果、無事に模型を完成させることができました。


完成した当時の僕のブログ【東亜重工2009/3/31FINISH】

製作当時の苦労や勉強になったことなど積もる話もありますが、僕が今回思い出したのはその後のこの模型の運用についてです。
製作依頼主は大学の建築物や外構などを設計、管理している施設部という部署でした。
その時は建築学棟を始めとして学内のいろいろな建物やサイン計画などが、建築家を介在させて変わりつつある時期で、この模型も当初は新しい建物が出来る度にアップデートされていく予定でした。
しかし完成後数週間中央図書館のロビーに展示されはしたものの、以後はあまり学生の立ち入らない施設の中にしまわれてしまいました。(自由に入れるがほとんどの学生はその存在をしらない。キャンパス模型があることもしられていない)

自分たちが作った模型が日の目を見ないことが嘆かわしいのではありません。
キャンパスが変わりつつあるこの重要な時期に、模型という誰にでもわかるリッチメディアをどうして議論のためにつかわないのだろう、という疑問があるのです。
僕自身は卒業してしまいましたが、横浜国大は今現在あらゆる部分が工事中で、日々ハードの部分が更新されています。正門へのアプローチから食堂からY-GSAの新スタジオからサイン計画まで。
僕らの模型はそういった変化をどのように加えて言ったらよいか、多くの人間で議論するために作られたはずでしたが、少なくとも学生からの模型を見ての意見の吸い上げはなされていないし、模型の更新もされていない(作り方のマニュアルを持っているのは僕らなので新規に作る話も聞いていないですし)。

森ビルの模型ほど大規模でないにしろ、自らの大学の敷地をアーカイブ化(可視化し、整理し、検索可能にする)していることを使えば、もっと大学自体を面白く、学生も教員も主体的に設計に関われる場になるのではないでしょうか。
例えば李明喜さんらのプロジェクトpingpongのように、ある場での使われ方をtwitterによって抽出し、ソフト/ハード設計にフィードバックしていくというやり方がありますが、建築空間内にとどまらないキャンパス全体という広さを持った計画をする場合に俯瞰模型による使い方/使われ方の抽出というのは、仮にアナログだとしても十分可能だと思います。
信頼できるシステムを構築するのはそう容易ではないかもしれませんが。

横浜国大は学生闘争時代、過激な活動で学内は荒れていたと聞きます。
当時学生による自治や新しい民主主義を訴えた手段が暴力であったのは残念です。しかし、今模型や様々な情報技術がある中で、民主的な大学設計ができうるのに誰もそれをやろうとしない、と言うことの方が僕には残念です。

Y-GSA飯田スタジオの課題にキャンパス計画が出題されたこともありますが、もう少し他学部の学生にも、そして地域にも開いた設計を。それも言葉の上だけでなく目の前にある模型を使い倒して具体的に大学という空間を変えていってほしいです。
そしてそういったことまで企画に乗じて提案できなかった僕の力不足を感じます。
ひとつの建築物だけでなく、キャンパス全体へ、それから町へ、さらには都市へと多くの人々の利害関係と夢をフィードバックした空間を設計してみたいと思いました。


いろいろまとまっていませんが今回はこのあたりで失礼します。
ではまた。

アルゴリズム討議@INAX:GINZA ustream video up!!

3月29日、INAX:GINZAにて行われた藤村龍至氏×田中浩也氏×松川昌平氏(ボストンよりskypeで参加)によるアルゴリズム討議のustream中継の録画のリンクを公開します。

前半

後半

当日ご来場くださったかたも、これなかったかたもぜひ復習を。

streaming by Y-PAC(koizumi)

アルゴリズム鼎談@INAX:GINZA 3/29

本日京橋のINAX:GINZAにおいて、コスタス・テルジディス著「アルゴリズミック・アーキテクチュア」(彰国社刊)の出版を記念して藤村龍至×田中浩也×松川昌平による鼎談が行われます。

僕は今回ustream中継でお手伝いすることになりました。
チャンネルはyoichistreamです。



19:00よりustreamにて全世界配信を行いますので会場にこられない皆様もぜひ御覧下さり、また、twitterなどをとおして議論に参加ください。

ハッシュタグは #algorismです。
では熱い議論を繰り広げましょう!!

AARブログ開設しました

こんにちは。
昨日、横浜国立大学建築学コースを卒業した小泉瑛一といいます。
僕は同じ大学の友人たちとY-PACという集団を主宰しています。
今年のLive RoundAbout Journalでは動画制作をさせていただいたので、もしかしたらご覧になってくださったかたもいるかもしれません。


そのほかにもいろいろな活動をしているので興味のあるかたは是非いちど僕らのwebsiteをご覧になってください。
Y-PAC.com

また僕は別に自分のブログもやっていますので、そっちで自分の興味に赴くままのことを、こちらのAAR blogには建築や都市に関することを書ければいいかなあとおもっています。

ちなみに僕のtwitter idは@yoichikoizumiです。見つけたらフォローしてください。ただしツイートしすぎて、フォローの少ない方のTLを僕のアイコンで埋めてしまう可能性があるので100人以上フォローしてみてからをおすすめします(笑)


それではみなさん、今後もよろしくお願いします。

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