AAR + CNAC LAB共催シンポジウム第4回は乾久美子氏をゲストに迎え、「表層と深層」をテーマに建築の可能性を討議します。
1990年代の終わり頃、建築に対する即物的な視点のひとつとして、「表層」がキーワードに挙げられていたことがありました。あえて物質の表層を丁寧に観察することで問題の本質に迫るというアプローチです。3.11という出来事を経て、建築の前提条件となる政治や経済の状況や建築家の役割など、「深層」が議論の対象として主題のひとつとなりつつあります。そこで今回のAAR+CNAC LAB共催シンポジウムは、こうした社会的状況の変化に向きあう建築家のひとりとして乾久美子さんをゲストに迎え、今日的な「表層と深層」のあり方から、建築の可能性を討議していきます。
乾久美子
Kumiko Inui
1969年大阪府生まれ。東京藝術大学美術学部建築科、イエール大学大学院建築学部修了後、青木淳建築計画事務所を経て、2000年より乾久美子建築設計事務所を主宰。2011年より東京藝術大学美術学部建築科准教授
場所:CNAC LAB(東京都港区南青山5-4-30 CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex 1F)
日時:2012年4月6日(金) 19:00-21:00
定員:80名
参加費:無料(申込制)
ゲスト:乾久美子
モデレーター:藤村龍至
申込URL:http://www.cnac.jp/lab/symposium/detail.php?entry_id=0000000037