installation view: Japan Pavilion, 12th International Architecture Exhibition 2010
courtesy: The Japan Foundation
photo: Andrea Sarti/CAST1466
東京オペラシティーにて、第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展帰国展が開催されております。世界的に活躍する日本の建築家3組[アトリエ・ワン、西沢立衛、北山恒]による巨大な模型空間をお楽しみ頂けます。下記、展覧会の概要です。
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東京という都市は、ヨーロッパの都市に見られるような連続壁体でつくられる都市構造ではなく、ひとつひとつ独立した建物(グレイン=粒)の集合体として構成されています。つまり、建物ごとに容易に変容が行われるようなシステムが内在しているのです。絶え間ない変化を続ける都市・東京は「新しい建築」を生み出す孵化装置であるといえるでしょう。
2008 年の資本主義経済の大きなクラッシュの後、資本権力のアイコンとしての建築が都市の主役から退場し、 住宅という生活を支える建築のあり方が問われています。本展では、20 世紀に展開した商業建築の林立とは異なる、生活を主体とした静かな都市要素の集積が、壮大な都市の変化を導いている状況に注目します。展示室では、こうした変化の中で新しい指針となる住宅の形式3例を紹介します。
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会期:2011年 7月16日[土]−10月2日[日]
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00 – 19:00(金・土は 20:00 まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月7日
入場料:一般 1,000(800) 円/大・高生 800(600) 円/中・小生 600(400) 円
展覧会URL:http://www.operacity.jp/ag/exh132/