TOTOギャラリー・間にて「クリスチャン・ケレツ展」が開催


《鄭州の高層ビル 第2案模型》2012-2013年/中国  ©Milan Rohrer

スイス現代建築界の中でも特異な存在感を放つ、異才の建築家クリスチャン・ケレツ氏の日本初の個展を開催します。
「建築とは一種の冒険であり、また既成のルールや固定概念を破る“知的な作業”である」と言うケレツ氏は、模型やレンダリング技術などを駆使し、諸々の条件を起点に空間や構造についての検討を繰り返すことによって、周到に練り上げていく設計スタイルをとります。既成概念にとらわれず、プロジェクトごとに振り出しに戻り、そのたびに改めてコンセプトやアイディアを練りながら新しいオーダーを見つけ出していく。そして、複雑なものを単純化し、建物をひとつの思想、ひとつの原理にまで還元し、そこから無限にヴァリエーションを増やしていくこと――「知性のミニマリズム」によって空間が自由で豊かになると言います。
本展では、近作の大型プロジェクトである3つの設計競技案――「ワルシャワ近代美術館」(2006-2012)、「ホルシム研究開発センター」(2008)、「スイス・リー・ネクスト」(2008)、そして2つの進行中プロジェクト――「鄭州の高層ビル第1・2案」(2011/2012-2013)、「パライゾポリスの公営住宅」(2009-2014)を、コンセプト模型と図面・CG画像や映像などで紹介。ケレツ氏 の建築における現在進行形の原理・原則――“The Rule of the Game”が表現されます。

展覧会URL=http://www.toto.co.jp/gallerma/

展覧会情報

展覧会名:クリスチャン・ケレツ展 The Rule of the Game
会期:2013年7月19日(金)~9月28日(土)
開館時間:11:00~18:00(金曜日は19:00まで)
休館日:日曜日・月曜日・祝日・夏期休暇8月11日(日)~19日(月)
入場料:無料
会場:TOTO ギャラリー・間
〒107-0062 東京都港区南青山 1-24-3 TOTO 乃木坂ビル 3F
TEL=03-3402-1010
交通案内:東京メトロ千代田線 乃木坂駅 3番出口徒歩 1分
都営地下鉄大江戸線 六本木駅 7番出口徒歩 6分
東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a 番出口徒歩 7分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営地下鉄大江戸線 青山一丁目駅 4 番出口徒歩 7分
主催:TOTO ギャラリー・間
企画:TOTO ギャラリー・間運営委員会
特別顧問:安藤忠雄 委員:岸和郎/内藤廣/原研哉/エルウィン・ビライ
後援:一般社団法人東京建築士会/一般社団法人東京都建築士事務所協会
公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部/一般社団法人日本建築学会関東支部
特別後援:スイス大使館

関連プログラム

日時:2013年7月19日(金)17:30開場、18:30開演、20:30終演(予定)
会場:津田ホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷 1-18-24)※日英同時通訳
定員:490 名
参加費:無料
参加方法:終了いたしました。
主催:TOTO ギャラリー・間
企画:TOTO ギャラリー・間運営委員会
特別顧問:安藤忠雄 委員:岸和郎/内藤廣/原研哉/エルウィン・ビライ
後援:一般社団法人東京建築士会/一般社団法人東京都建築士事務所協会
公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部/一般社団法人日本建築学会関東支部
特別後援:スイス大使館

関連書籍

『クリスチャン・ケレツ 不確かな必然性』
著者:クリスチャン・ケレツ
装丁・テキストデザイン:Robert & Durrer, Zurich
デザイン:クリスチャン・ケレツ
発行日:2013年8月25日(日)(予定)
体裁:B5判変形、288頁、和英併記
価格:¥3,570(¥3,400+税)